すべての製造所等に共通する基準

危険物の貯蔵・取扱いには、施設の区分によらない共通基準が定められています。 常識的な内容が多い一方、「数字」と「例外」の部分が試験で狙われます。

  • みだりに火気を使用しない(「いかなる場合も火気使用禁止」ではない—— 「みだりに」の有無で正誤が変わる定番問題)
  • 常に整理・清掃を行い、みだりに空箱などの不必要な物件を置かない
  • 危険物のくず・かす等は1日に1回以上、危険物の性質に応じて安全な場所で廃棄する
  • 貯留設備(ためます等)にたまった危険物は、あふれないように随時くみ上げる
  • 危険物が残存している設備・容器を修理する場合は、危険物を完全に除去してから行う
  • 保護液(水など)の中に保存する危険物は、保護液から露出させない

容器・詰め替えの基準

  • 危険物は、性質に適応した運搬容器に収納し、収納口を上に向けて貯蔵する
  • 容器を積み重ねる場合の高さは3m以下(一定の容器・棚の場合の緩和あり)
  • 可燃性蒸気が滞留するおそれのある場所では、火花を発する機械器具・工具を使用しない
  • ガソリンを容器へ詰め替えるときは、静電気対策(接地・流速を抑える)を行う

廃棄の基準

  • 焼却による廃棄は、安全な場所で、見張人をつけて周囲に危害を及ぼさない方法で行う
  • 埋没は、危険物の性質に応じ安全な場所で行う
  • 海中や水中への流出・投下は原則禁止(「少量なら海に流してよい」は誤り)

数字のまとめ

項目 数字
くず・かすの廃棄 1日1回以上
容器の積み重ね高さ 3m以下
運搬容器の収納率(液体) 98%以下(55℃で漏れない空間)

学習のポイント

共通基準は「みだりに」「随時」「完全に除去」などの言葉の細部を差し替えた正誤問題が 中心です。数字3点とあわせて、演習問題で言い回しに慣れておきましょう。